占伝

2008年10月11日 日常
 占伝(ぼくでん)と読む、岡山が本社の韓国料理の店である。

 むろん広島にも店がある。昨日も其処へ呑みに行ったが満員でカウンターしか席が無かった。

 昨日もそうだがこの店へは、お隣の先生とよく呑みに行く、学生も連れていく。その程度の値段なのだ。でも味はよい。

 それに此処に行くと、大学のアルバイトの学生がいるのだ、2人で行くと挨拶に出てくる。

 中国人と韓国人それぞれ3人づつ合計6人もの留学生が此処でアルバイトしているのだ。

 お酒を呑んでいると「先生、お久しぶりです。」とか言いながらツマミを運んでくれる。

 歳を取ると知り合いの多い店のほうが心が落ち着くのかも知れない。
 「先生、皆で、お好み焼きしませんか?皆をよんで、僕、料理します。」と大柄な男子の学生が言って来た。

 お好み焼きが食べたいのも、僕の部屋でホットプレートをだして食事を作りたいのもわかるが、本音は違う所に有りそうだ

 「皆を呼んで」と言う言葉は、特定の一人らしい。でも彼はその小柄な女学生をデートに誘うほどの勇気も話題も持ち合わせていない。

 そこで僕の部屋でお昼ご飯のお好み焼きなら女学生も来てくれるのではと思って「先生、皆で、お好み焼きしませんか?」と言って来たのだろう。

 案の定、男子2人とその小柄な女学生以外はお昼に来なかった、そしてその女学生はお好み焼きを1枚食べて直ぐ帰ってしまった。

 可哀相に満足に話す時間も無かったろう。

でも大量に余ったお好み焼きを冷凍庫に保存する彼は鼻歌まじりだった。
 「はい」と答えるだけなのだが、出来るだけ小さな声で、目立たないように、下お向いて「仕方が無いから」と言う気分をだす為にと思われるほど、唇の動きを最小限にして「ハイ」と答えるのが習慣になっている学生が居る。

 また。少し変わった声で大きく「ハイ」と言う学生は、僕に返事をするよりはは周りの学生に「オイ、俺が先生をオチョクッテいるのが、分かったか?」みたいな雰囲気を伝える。

 質問をすると「分かりません、知りません、興味有りません、」と答える学生もいる。「先生と係わりを持たない」事が学校生活で大事だったのかも知れない。

 小学校から12年間もこの返事を繰り返すと「クセ」になっているのだろう。ソノママの返事でサラリーマンに成られても回りの人も困るだろう。

 此れが分かっているから学生も実社会に出て行こうと思わなくなり、就職を嫌い特に他人と接する営業を嫌うのかも知れない。

ゼミ

2008年10月8日 日常
 3年のゼミ時間を一人10分づつのと決めて、遅刻しなさそうな順番に時刻表をつくり、遅刻しそうな人はユックリ来ててくれとした。

 最近はメールで連絡すると、その通りに来てくれるので助かる。遅れそうなときも欠席もメールでくる。

 ゼミの90分の最後に簡単な英字新聞を読む。此れで授業は終わりなのだが。やってみたが意外と好評で文句も出ない。

 可哀相なのは4年生のゼミだ。4年生のゼミは16人居る。講義は90分のなので 一人5分しか割り当てられない。でも皆、この自分一人の時間が気に入っているようだ。

 僕は同じ事を1対1で面と向かって16回も繰り返すが、1対1でないと、通じない事も多い。「何の為に大学に来てるの?」と

教室変更

2008年10月7日 日常
 4時間目の講義が218人の聴講生だったので、教室を講堂に変更した。変更の張り紙をだした。でも全ての学生が「教室変更」の掲示を見るとは限らない。心配だから前の教室の黒板に「教室変更→講堂へ」と書きに行こうと思いつつ、書きに行くのを忘れた。

 気にはしてたのだが、講堂でDVDの装置を試していたら映像が映るのだが、音声が出ない。音声用のケーブルをイヤホーンから取らなければ、とケーブルを探しているうちに、黒板に書きに行くのを忘れた。

 でもDVDがキチンと作動しだすと、学生さんがも集まりだし、講義の開始時間には70人程度になった、僕の人気も落ちたものだ、200人の講座で70人しか来ない、と思いつつ、講義を始めた。

 講義を始めて10~15分で講堂のドアが開きドヤドヤと100人ほどが入ってきた「先生、知らんかった、ハヨ言うてや」と

 全員で200人の学生さんが座り終わるの10分はかかった。講義後に集計すると204人の出席だった。良かったマダ学生さんに見捨てられてイナイだろう。

猫18歳

2008年10月6日 日常
 猫が足下(あしもと)で僕を見上げる。餌が欲しいときは小さく口を開け、殆ど音のしない声で小さく鳴く「ウニャ」と言う

 でも只見ている時は、一緒に何かしろの合図らしい。猫の皿の置いてある台所を振り向かない。

 僕はしゃがみ込んで、猫の目と同じ高さに成るように沈み込むと、猫が安心してお腹を付け、前の腕を体の下に曲げる。

 目を細めながら少しづつ眠りの体勢にはいる。一人で寝るのが寂しかったのかもしれない。連れ合いの17歳の猫は去年の暮れに死んだから。

 猫を撫でていると、息子と娘が「いってきます。」と登校して行った。

岡山龍谷高校

2008年10月5日 日常
 カブトガニの笠岡の駅から山裾(すそ)の学校まで、古びた商店街を歩く。綺麗な立派な道路は有るのだが、年寄りの僕には細い路地が懐かしい。

 この細さと曲がり具合が江戸時代からの文化のような気がする。お寺の脇を抜けて学校に着くと、昔の日本鋼管、今のJFEの煙突が海辺に並ぶのが見える。

 高校生に外国語(英語)を使う進路指導と言う話をするのだが、僕のように3回も会社を変わって、ブラジル、アフリカ、インドネシアを歩いた経験が「安定した進路」とは、間違っても言い切れない。

 でも外国語を使っていたから今の学校の先生の仕事が有るのかもしれない。僕に無理やり英語をさせた母親に感謝しなくてはと思う。

 気分のよい綺麗な学校で、よく笑う元気な生徒だった。日本の将来に不安を抱いているのは、溜めた小銭を守ろうとしている六本木に住む連中かと思った。

餃子の王将

2008年10月4日 日常
 お隣の先生が「餃子の王将」へ行くと言い出した、学生さんを入れて6人でご相伴(しょうばん)させてもらう事にした。

 まだ暑い日差しの中、自転車5台と徒歩1人で川風に吹かれて橋を渡り、田んぼのあぜ道をムリヤリ舗装道路にした、クネクネして、幅も曲がりもデコボコした道を出かけた。

 ビールと餃子で始まり、唐揚げと麻婆豆腐、小龍包とメニューに有るだけの食べ物をならべ焼酎を追加し、デザートを頼んだ。

 早い時間でないと混むからと言われた通りの味と値段と食べ物のボリュームだった。また人数をそろえて出かけたい。腹一杯食べて、飲んで6人で1万2700円だった。

 値上がりしたが、日本もまだ捨てた物じゃない。

外人バー

2008年10月3日 日常
 お店の名前はケンビーズとか言うのだが、僕が勝手に外人バーと呼んでいる。僕の家から歩いて5分の所にある呑み屋だ。

 店員は日本人だが、お店の作りがアメリカっぽいのだ、少し広いし、暗いし、ビリヤードが置いてあるし、お金が前払いもできる。

 昨日は前払いにして、1万円をテーブルに置いて2人で飲み始めた。当たり前だが、注文の度に少しづつお金の残りが少なくなる。

 好い加減に酔って、残りが5千円札と小銭になると、「勿体無いからこの5千円はお釣りで持って帰ろう。」と言う気持ちになる。

 最初に来たのがアメリカンスクールの勘定高いと言うか、けち臭いというか、お金の計算が出来ない割りにウルサイ外人の仲間と来たので、僕は外人バーと呼んでいる。

 でも本当は割り勘負けを気にするほど小遣いが少ないと言う事かも

床屋1000円

2008年10月2日 日常
 広島の本通り(ほんどうり)のアンデルセンのパン屋から程近い脇道にある小さな店だ。

 女性が2人でやっている、階段を中2階まで上った所にある目立たない店だ。そこで床屋さんがカットのみ1000円でやっている。

 2回ほど行ったが、僕以外のお客さんは何故か年配の女性である。若い男性の客は見当たらない。 

 そう言えば、学校で男子学生に、「そのヘヤースタイルは?幾ら美容院に払った?」と聞くと たいてい「3500円」と答える。

 「何故。安い床屋に行かない?」と聞くと「皆と同じは嫌だ」と答える。

 でも学生には言わないが、僕から見ればどれだけ違うように美容院に頼んでも、並べて見れば、男子の学生は同じ髪型の気がする。

元気かな

2008年10月1日 日常
 「知らん、分からんもん」と学生に返事されて怒ってしまった。しまった僕が元気すぎた。相手は夏休みを終わって出て来た3年の僕のゼミ生である。

 「何年、僕と付き合っているんだ。僕が1番『するな』という解答の仕方だぞ」と「僕のゼミ生なら、そんな答え方をするな」と続いてしまった。

 就職試験までに派手な服装の女の子を少しは普通の格好に戻らないかと「貴方ぐらい派手なファッションの学生はこの学校に何人くらいいる?」と聞きくと


 「私位、派手なのは居て2から3人で、ひょっとすると一人かな。」と言うので「じゃ、学校は全部で何人?」と聞いたのだ。

 自分が、標準から何パーセントぐらい外れているか「数値」として感覚で分かれば、派手な化粧が少しは治まるかと思ったのだ

 でも自分の化粧を貶(ケナ)されたと思う彼女は、子供のように「知らん」を繰り返した。

 キット僕の「直そう」と思う気持ちが元気過ぎたのだろう。

お詫び

2008年9月30日 日常
メール配送サービスに登録されている方に、
多数の同じ内容のメールが届いてしまいましたことをお詫び申し上げます。



10分 100円

2008年9月30日 日常
 「先生、メールが28通届いた。同じのばかり。如何したの?届いたり届かなかったり。」と連絡を頂いた。

 そうだ僕のドジなのだ。ブログを自動配送しているのだが、「先生、読みにくい。長い。」と言うので短い送信に変更していた。

 でも旅先では、勝手が違う。先週の金曜日に東京に出た際に、東京駅で10分100円の公衆電話のようなインターネットを見つけた。面白そうなので試した。

 すると文章を書くのに8分ほどかかった、残り時間はアト1分48秒ですと画面の右上に出ている。焦った。で書き込み終了のボタンを押したのだが、パソコンが確認の画面に切り替わらない。

 焦って「書き込み終了」のボタンを残り1分で連打したら、28回も転送のボタンを押した事になった。

 今日の自動配送のメールが2通行くなら、またシステムを変えなくては。

 

お昼

2008年9月29日 日常
 日曜日なのだが明日から講義が始まるので多少の準備もあり学校に出ていた。
昼過ぎに卒業生を呼んで遅い昼ご飯となった。

 ご飯が終わって、出雲から来てる学生も一緒になって簡単な英字新聞を2-3行ほど読んだ。

 僕は英語の先生ではない。こんなイイカゲンな英語の先生が居たら、学生が困るだろう。

 でも文化の差を教える教材は英語を使ってしまう。「先生、俺、英語は嫌いじゃ」と言う学生が多いのだが、日本語に訳したものを使うと、どうしても日本語の匂いがついてしまう。

 この匂いの差が文化だとおもう。

 だから、味や匂いの外国語はカタカナで取り入れるしかないのだろう。そう言えば、お昼もランチと、和定食と分けている気がする。

住友商事

2008年9月27日 日常
 38年前に住友商事に入社した。その時に住友金属の特殊管という商品を扱う部署だった。

 20年ぶりぐらいに当時の担当者が集まろうということで東京に出てきた。

 飛行機を降りて地下鉄に急ぐ、新宿の雑踏を掻き分けて住友クラブの37階に上る。

 1時間遅れで夜の8時に会場に着いた。50人は居たと思う。誰もが「浅井、お前かよ。痩せたな癌か?」と心配してくれた。


 幾つになっても、昔の仲間は「浅井お前ほど心配かける奴は居ない。」と遅刻した僕の肩を抱いてくれた。

泥鰌すくい饅頭

2008年9月26日 日常
 泥鰌すくいのお饅頭がお土産で来た。
家にもって帰ろうと思ったが、食べ過ぎてふとるのも困る。

 部屋には沢山の学生さんがいる。でも今、箱を空けると饅頭と学生の数が合わない。
どうしようかな?と思っている間に3者面談の父親が来た。

 研究室は8畳程で広いのだが、他の学生が聞いていては面談がしにくい。
皆に退室してもらった。

 面談の内容は書けないのだが、お父さんとは3回目の面談だ。
子供を上手に育てる苦労はどの親も同じだ。
「先生,よろしくお願いします。」の声で1時間程の面談を終わった。

 夕方に近く男子の学生が戻って来たので
泥鰌すくい饅頭を皆で分けた。

お土産

2008年9月25日 日常
 学校の後期の講義が始まった。長野の学生が「先生、お蕎麦です。」とお土産をくれる。

 出雲の子が「先生、海苔です。」とそして三好の子が「先生スモークサーモン」と渡してくれる。

 スモークサーモンにはカナダと書いてある。

 「エッ貴女は、先生の結婚式にメキシコへ行ったんじゃなかった?」と聞くと「メキシコの後にカナダへ回ったんです。高校がカナダだったから、里帰りの気分です。」と

 学生が先生にお土産を渡してくれる時代に成ったのかな? それとも僕が学生時代に先生に何も持って行かなかったのが非常識なのかな?

 と思いつつお土産を自転車につんで自宅に持って帰り女房に見せた。

腰痛

2008年9月24日 日常 コメント (1)
 年寄りの肉体疲労は2日ほど遅れて来る。朝の光で体を起こそうと思うが起きれない。

 同じ痛みが大学一年生の時と、38歳でラクビーを再開した時にあった。今60歳でもう一度同じ痛みだと思った。

 大学の時は「痛い」と言うと1軍から落とされるので、痛いのを口に出さなかった。38歳のときは腰痛ベルトのお世話になった。

 いま昔の腰痛ベルトを箪笥(たんす)の下から出し、着けようか着けまいかと悩んでいる。今日から後期の講義が始まる。

腰抜け

2008年9月23日 日常
 菅平をバスで降りた。バスのお客は僕一人だった。マイカーが流行なのだろう。バスの中で転寝(うたたね)をした。

 バスを降りようとして、ステップでつまずいた。転びはしなかったが腰が抜けて手すりに捕まらないと、バスが降りれない。

 「腰抜け、弱虫」とカラカウ言葉の意味が今わかった気がした。腰の筋肉に力が入らなくて、手で支えないと歩けないのだ。

 仕方がないのでバスの終点のベンチに少し座って、足の曲げ伸ばし運動した。息は上がらなかったが、額に少し汗をかいた。

 これを「冷や汗」というのかと思った。いや「年寄りの冷や水」かも知れない

140kg

2008年9月22日 日常
 試合の相手が大きくて、ガッシリしてる。スクラムを組むとズシンと腰に響いた。

 相手に思わず「何キロ?」と聞くと「40ス」と答えるキット140kgのことだろう。

 年は20歳前後だろう肌の艶がよい。僕は100kgのスクワットができない。60kgでも大変なのだ。

 試合をしている仲間の皆に悪いけど、僕が居たのでは足を引っ張る事になる。退場せざるを得ない。

 スクラムが負けると試合はナカナカ勝てない、

< 168 169 170 171 172 173 174 175

 

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