昨日は秋とは言え、暖かな日差しだった。落とし物をして家まで5KMの道を自転車で2往復したので シッカリ汗をかいた

 僕の研究室に女の子もいたが、シャツを着替えたく、汗をふきたく、上半身はだかになった。

 すると韓国の留学生が「先生、乳首が下がってる。」と言い、聞いてた回りがどうフォローしようかお互いに目を配りあった

 雰囲気をサッシたのか留学生が「日本語ちがった? 乳首が下にある。」と言い直した

 皆が爆笑して、肉が垂れて来た、老年の僕からだや、女学生の前でシャツを脱ぐ僕の悪さが もみ消されたかも
 サボるし、図々しいし、大した事は出来ないのに、口ばっかだしと思う男の子がいる。顔に多少の愛嬌はある

 学校の先生の目から見れば、きっと「マー、小生意気な、ガキだ。」でおわってしまう子だ

 でも可愛い女の子が付いている、何処に魅力があるんだろう。若い女の子が付いているなら、それなりの良い点がある筈だ

 付いている女の子で男の力量が計れるのは、何となくキャバレーのママの争奪戦みたいな気もしないではないが

 世の中 学校も 呑み屋も 左程の差はあるまい
 しばらく見なかった、ガッシリした男の子が、粋なメガネをかけて、部屋のドアをひらく。

 「卒業したんか?」と聞くと「ヤダな、先生3年前ですよ。」と
「何で来た?」と聞くと「先生に あいたくって。」とウレシい事を言う

 今、東京(と言っても町田の奥だが)のメガネ屋の店員で、「先生の話は就職の役に立ちました。」という3年ぶりのお礼だそうだ

 部屋の壁に4−50枚貼ってあるの写真の重なった下に昔の教室風景があり、探すと彼が一番前に座ってた

 「先生、写真とって置いてくれたのですね。」と卒業生。「うん そうだ。でも顔は覚えてるけど、悪いけど、名前教えて」と言う自分が恥ずかしい
 僕は10日ほどしか一緒に遊べなかったが、シドニーで3週間の、プチ留学をした学生さんがニコニコと帰ってきた

 大学では一緒に遊ぶ事を「引率」と言うそうだ、「浅井は、本当の事を、不用意に言い過ぎる」と何時も周りから言われる

 外国で短い間でも一人で過ごすと人間が少し大きくなる。自分で自分の事を決める、怖くても一人で歩く

 たった此れだけの事なのだが、過保護のママと トラブルの責任回避の先生が「あれもダメ、これもダメ」と何も経験させない 事の差かも しれない
 学校で事業中にu-Tubeの映像をながす。するとすぐ皆の注目があつまる。寝るのも居るし、携帯を弄るのもいるけど、でも教室は静かになる

 僕だって家に帰ればテレビをつけるし、映像の魅力にはナカナカ勝てない。漢文が素晴らしい、古文を暗唱しろと言っても学生さんは動かない

 今、一人一人がテレビというかu-Tubeが写る携帯を持っている時代だ、その中で黒板におしゃべりだけで、此所まで持って来たほうが凄い

 でもこの年になって「百聞は一見にしかず。」を再認識しただけかも

 
 可愛い子チャンが「もう少しスタイルが良いとタバコのコンパニオンが出来るのに。あたし携帯のコンパニオン止まりですよ。」と、明日から山口に泊まりでバイトだとのこと

 又「xx先生の講義は。」と言い出す「そうか、そうか、そんなにテキストが高いのか、そんなに講義がツマラナイのか」と僕が話し半分で聞いてい居る

 「先生、聞いてる?」と言うから「聞いてる。聞いてる。」と言いながらパソコンから目をそらし、可愛い子の方をむいて「で何だ?」と聞く


 「ウンーもう。まあ良いや、先生。長生きして下さいね。」と言い出した。「長生きしてら、どうなるんだ?」と聞くと

 「でへへーーまた愚痴、言いに来るけ。」と。先生は聞く人で、喋る人では無さそうだ。

  

シドニーへ電話

2010年9月24日 日常
 餃子の王将でビールをのんで、ほろ酔いで家にかえると、メールが来てた。シドニーでお世話になった先生の講座が無くなると 告げる

 慌てて、シドニーへ電話を入れた、国際電話も便利になった、スグつながる「ヤルだけやったから(講座が無くなっても)良いですと。」言葉は明るい単語だが、調子は寂しい

 大学の改革はしなければならないし、日本語の人気はあるが、本当に習得できる人間の数は少ないので、少人数を丁寧におしえる昔気質の親切な先生は、リストラの対象になる

 週刊ダイヤモンドに「壊れる大学」として経営状態の悪い順に私学537校の一覧表が乗ってた。僕の勤務する大学は477番目(悪い方から数えて)に乗ってるが、実態は、そんな順位ではないハズだ。

 シドニーのリストラの方がズット進んでいる。そんな事もあり若いオーストラリアだけが経済的に安定しているのかも
 教科書を決めても、学生さんが教室に持ってくるか不明である。座席の決まった人数が50人程度、つまり高校ぐらいなら

 「君、教科書は?」と脅しも効く、でも100人150人の講義で脅して回るわけにいかない、大学は座席を決めない

 教科書を買わせても、親に「教科書代」とタカルだけだし、あとは学校のゴミ箱に捨てる事に成る

 で小さくて薄くって、親に教科書代チョーダイと言えない金額つまり100円にした。

 おかしなものである100円でも自分で払うと、大事にする。中をチェックする
書かせている間に、教室を歩くと「先生。これ何」と言う

口頭表現法

2010年9月22日 日常
 話芸を学生さんに、と、講義を作った。都々逸、浪曲、啖呵から歌舞伎の見栄までを教材にした

 すると84人の学生が集まった。「違うんだ、君たちが真似をしてシャベッて、見栄を切るんだ、僕の浪曲を聞くのが講義じゃないんだ。」と言ったら
 
 「え、前に出て喋るんですか?」と学生、「当たり前だ、稽古して、恥じかいて、口調を覚えるんだ。」と僕

 テレビを見てただけで、落語家になれると思うのかな?でも見てないと始まらないし、

 でこの講義は30人が限度だろうなと思いつつ、2組に分けて僕が2回講義する事にした。3組に分けて3回やる程の元気はない 
 敬老の日に、お年寄りに、現役のラクビー部がグランドを譲ってくれる。そう言っても午前中から午後の2時までだ

 明治の八幡山のグランドは20年ぶりぐらいだろう。京王線が高架になっている事もゴミの焼却場の高い煙突が建っているのも忘れた


 40歳から70歳までのお年寄りが昔のラクビーを懐かしんで、対抗戦の総当たりを10分づつ8回行う。

 怪我も無く無事に試合は終わったが、当たりの強さに、頭がクラクラと来た。そう言えば広島では人にぶつかったり、転んだりしてないな、と思った
 東京で うなぎ を食べると美味しい気がする。女房の実家を尋ねると「浅井さん、何が良い?」と聞かれるので 「うなぎ」と答える

 小さいころ、お金持ちになったら、うなぎを お代わりするんだ。と思っていた事がある。鰻重ではなく鰻丼を2杯たべたかった。

 広島に無い訳ではないが、何故か東京の鰻のほうが、食べる雰囲気があるような、うなぎに対する、思いやりが在る気がする。

 食べるのは、思い出も食べるのだろう。

 たわざわざ女房の実家の両親を尋ねて うなぎをおねだりしている訳ではないが、僕の両親は他界してるので、親孝行できなかった、お代わりのうなぎを食べている気がする

AO入試

2010年9月19日 日常 コメント (1)
 入試と称した、授業をおこなう。大学の講義に耐えられるかを見る試験のようだ。で講義を午前中した。

 高校生も、大学生も、ひょっとしたら中学を過ぎると、変わらないのかも知れない。
 受験に必用だったら聞く。それ以外は面白ければ聞く。この試験は高校の先生から「真面目に聞いてないと落ちるよ。」と脅しでもかかってるのか

 椅子に座って、前を向いて聞く事は聞く。でも生徒の中に「儀式だろ。」と言う顔が読める。

 大学に入ってしまえば、大学は出れば良いと言う学生に変わるのかもしれない。

 そんな学生に90分も講義を聞かせるには、よっぽどの芸者でないと、勤まらない

costco

2010年9月18日 日常 コメント (1)
 コスコと呼んだり、コストコと読んだりするが、倉庫型、会員制の多分30ドルくらいの安売屋さんである

 入り口でカードをチェックするオジさんがいて、中は倉庫で広くって、安い、日本に持ってかえるお土産の大量買いにはモッテコイの店だ

 日本も幾つか出来て、広島からは、高速を使って福岡のcostcoまで買いに行っていた。たしか家で使ってるダイソンの掃除機も福岡から持って来た

 広島に来るなら有り難いが、ナカナカ道のりは遠そうだ

 

寿司屋

2010年9月17日 日常
 繁華街を外れて、住宅街のなかの寿司屋さんに、連れて行ってもらった。食べ物は何を頼むと言うより、オマカセの方が良いのかもしれない

 鱧の焼いたのが出た。随分と身の厚い鱧だった。日頃、うすっぺたい鱧の駅弁しか食べてないので、寿司屋の鱧はちがうな?とおもった

 突き出し、刺身、煮付け、焼き物、握り。特にしめ鯖を入れてくれと頼んだ、年を取ると生ものも良いが、煮たり焼いたり、ひと手間かかる方が有り難い。

 シドニーでも流行の回転寿しを思い出しながら、板前の一生懸命さをたべる。日本の寿司に心が安らぐ
 
 「先生、これだけ単位とれば、イインですよね、卒業に?」と学生が聞く、何せ履修登録の日だから

 僕は「そんな事、知らない。学生支援室があるだろう?」と言うと「イヤー、先生に聞いてくれ?」と言ってます。と

 「それじゃ、学生支援室が支援している事にならない。頑張って聞いておいで」とつきはなす。

 「意地わるせんと、教えてよ?」と学生、ぼくも「単位を出す出さないはぼくの仕事、単位を数えるのは君の仕事、」と頑張る

 些細な親切は役に立たない事が多いのだ。それにそんな事も。人に聞くようじゃ大学出と言えん。と思うのだが

21日から授業

2010年9月15日 日常
 だから1週間前の昨日から、履修登録らしい、学生がお昼頃に研究室に入って来た。

 「先生、居るのに、なぜ下の教室に居らん?」と言うから、「今日は、僕は休みだ。履修登録は自分でしなさいよ、それに諸注意を、僕は聞きたくない。」と答える

 「ホンマ。詰まらん話だった。就職活動をはやめに始めろ、悪徳商法に引っかかるな。健康に留意しろ。等だった」と学生

 「大学になっても子供あつかいするから。年寄りになって、騙される。若いうちに騙されておきなさいよ、若いなら立ち直れる。」と僕

カモメはカラス

2010年9月14日 日常
 カモメは白くって優雅に海の上を飛ぶ、カラスは黒くってゴミ箱をあさる。と思っていた。

 でもシドニーの埠頭と言っても町の中心のサーキュラーキーの駅でフェリーの出発まちの10分でイメージはかわる

 ベンチに腰掛けて、紙に包んだ、サンドイッチを食べ始めると、すぐにカモメが目の前に来る。

「ギャー、ギャー、早く、何かなげろ。お腹がすいている。」とカモメがなく、他のカモメが来ると

 「俺の縄張りだ、出てけ」と追い出す。僕たち4人の前に3匹のカモメが、ウロチョロする。

 チョット帽子をなおそうと手を上げると、餌をなげたかと錯覚して3匹が飛びあがる。

 ベンチには「餌をやるな。」と書いてあった。シドニーはカモメがカラスなのかも

u-tube

2010年9月13日 日常
シドニーで「ニュージーランドとオーストラリアのラクビーの試合が土曜日だから、其れまで残っていろよ。」と言われた、「切符は?」と聞くと

 「ダメだよ、浅井、入場券なんか有る分けないよ、クラブで大画面でテレビを見ながら、酒を呑むのが、此所のやり方だ。」と言われた

 商社時代ですら危ない、まして今は田舎の学校の先生だ、ラクビーが見たい、呑み屋で騒いで、其れでで帰国を送らせては、私費で飛行機代を払えと言われそうだ

 この年になって、少し自制心が沸いた、でも見たい。帰国後に東京の仲間に電話すると、朝6時から放送が有る。との事、喜んでテレビのチャネルまわしたが、広島にはその放送局がない

 困って、テレビの前でしょぼくれてたら、「親父、u-tubeに落ちてるよ。」と息子が言う、15分、本来は80分だが、の映像は凄かった。
 台湾は良く日本語が通じる。瑞芳という駅で次の列車は?と聞くと、しばらく黙っていた駅員が「12時15分」と言う

 バスに乗ると「一人15」と日本語で答えてくれる。お土産やでは「おまけ」と言ってくれる

 バスの運転手さんは若かった、お年寄りだけが、日本語が分かるわけではなさそうだ

 昔の日本とよく似ている、子供の頃にこうだったと思い出す。口の中が赤くなるビンロウの実だけが日本にない気がする。

 ビンロウ小娘と言う、ケバイおねーちゃんが売っている。古い町に咲いた色花の様だ
 シドニーの学長に会いに行った。カソリックの学校なので受付に尼さんではないが、かなりお年の方がいた。

 僕は、グレーのズボンに黒のブレザーにストライブのネクタイをしていた。すると彼女が「学生さんは、こちらの建物でなくて。ーーー。」と言い出した

 スイマセン62歳です、学長にお約束を13時に頂いておる浅井です。と言うと眼鏡をズラして目を見開いて、 「おやまー、伺っております。」と部屋に案内された

 此れに気を良くしていた。で帰りに、台北で時間があるので、出来たばかりの新幹線に乗る事にした。気分の良い切符売り場で、若い女性が、きれいな英語で

 「65歳以上の方は シニア割引がありますが。」 と 言われた
タッタ1日で コンなに 老けた

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