入隊(軍医)金曜日 晴れ
2020年8月14日 日常100年では無いが80年近く前の話しだ
(1)父は 東京にでた 知り合い(下宿人)を 頼って 昭和医科専門学校(旗ノ台)に 入学した
(父の牧場の北側の昭和区鶴舞に 名古屋大学医学部か越して来たので
苦学生に下宿代無料 で 朝5時から乳搾りを お願いした
その苦学生の一人が 卒業後 東京で開業した )
当時は 大学か 医者に成らないと
兵隊に取られちゃうので ココなら受かりそうと 昭和医科専門学校を 受けたと
(2)でも 卒業で直ぐ 入隊となり 軍医だが 2等兵を6ヶ月(3ヶ月)しなくてはイケナイ
入ってみると上等兵に 殴られる 毎日が続いた
「お前ら軍医は 敵の球の来ない所に居て
どうせ 俺たちの 治療はしないのだ 見捨てるのだ」と
一月ほどして 剣道の試合があり 有る程度 出来たので 少し殴られなくなった
この事から 何か体操が出来ないと 困るぞ と 父は 何度も僕に繰り返し言った
(3)名古屋城の部隊に入ったので 休みの度に 母親と妹が お城迄 ご飯を持って来てくれる
大丈夫かい と聞かれるので 上手くやってるよ と答えるのだが
速く 軍医として 扱ってくれ が 本音だった と
漸く 南方に配属となった 場所は 南方としか 知らなかった
長い船旅で ついて見ると ガダルカナル と 言う ソロモン群島の 中で
小さな 飛行場だった と
(4)着いた時までは 日本軍の 気がした
軍は 意気軒昂で ダーウンの空爆に参加したとか
シドニー迄 まで 爆撃に行くと 言う
でも落ち着いて 周りを見てみると 実際は違った
飛行機の数も少なく 制空権も無くなり
防空壕の中で 縮こまる毎日が 続いた ある日 撤退命令が でた
将校なので 撤退する船でも 多少 デッキの上の方に居た
港を でると 直ぐに 敵の潜水艦 から 魚雷が来る 何回かは 避けるのだが
やはり 当たって 沈没 することに なる 軍服では 泳げない
将校なので 助かったら 直ぐに軍服を買わないとイケナイ
それで軍服を買う為に 軍票を 頭の上に それに 煙草とマッチ
あとは 救命胴衣を着てと 6尺褌を確認し
煙草とマッチを 濡らさないように 手ぬぐいで 包み
頭の上にのせ 帽子をかぶり 沈みつつある 船の 一番 高い所まで 行って
出来るだけ 遠くへ 飛び込む
船のそばに 居ると 船が 水没する時の 渦に 引き込まれる
で 船から 沢山 流れでて いる 救命筏まで 泳ぐ
救命筏から 外に飛び出している 釘 に 救命胴衣の 紐を クルッと 一回だけまわして
後は 夜に成るのを待つ
この1回だけクルッが 凄く 恐い 水温が 暖かいので 眠くなるのだ
ウツラウツラして 知らない間に クルッが 一回だけだと
外れて自分が流れて行ってしまわないかと 心配なのだ
でも 間違っても 紐を縛っては イケナイのだ
水の中に4−5時間を超えて 長い間いると 指がふやけて
縛った紐が 解けないのだ 助けが着た時に 紐が解けないと
助けは紐を切ってくれないし 待ってくれない
父から 何度も この話しは 聞いた で 父は 小学校の1−2年の僕に
水泳は 速く 泳がなくても 良いが 浮いてる事だけは出来る様に
と 逗子の海水浴で 僕を背中に載せ乍ら 泳いで 何度も 僕に教えた
(1)父は 東京にでた 知り合い(下宿人)を 頼って 昭和医科専門学校(旗ノ台)に 入学した
(父の牧場の北側の昭和区鶴舞に 名古屋大学医学部か越して来たので
苦学生に下宿代無料 で 朝5時から乳搾りを お願いした
その苦学生の一人が 卒業後 東京で開業した )
当時は 大学か 医者に成らないと
兵隊に取られちゃうので ココなら受かりそうと 昭和医科専門学校を 受けたと
(2)でも 卒業で直ぐ 入隊となり 軍医だが 2等兵を6ヶ月(3ヶ月)しなくてはイケナイ
入ってみると上等兵に 殴られる 毎日が続いた
「お前ら軍医は 敵の球の来ない所に居て
どうせ 俺たちの 治療はしないのだ 見捨てるのだ」と
一月ほどして 剣道の試合があり 有る程度 出来たので 少し殴られなくなった
この事から 何か体操が出来ないと 困るぞ と 父は 何度も僕に繰り返し言った
(3)名古屋城の部隊に入ったので 休みの度に 母親と妹が お城迄 ご飯を持って来てくれる
大丈夫かい と聞かれるので 上手くやってるよ と答えるのだが
速く 軍医として 扱ってくれ が 本音だった と
漸く 南方に配属となった 場所は 南方としか 知らなかった
長い船旅で ついて見ると ガダルカナル と 言う ソロモン群島の 中で
小さな 飛行場だった と
(4)着いた時までは 日本軍の 気がした
軍は 意気軒昂で ダーウンの空爆に参加したとか
シドニー迄 まで 爆撃に行くと 言う
でも落ち着いて 周りを見てみると 実際は違った
飛行機の数も少なく 制空権も無くなり
防空壕の中で 縮こまる毎日が 続いた ある日 撤退命令が でた
将校なので 撤退する船でも 多少 デッキの上の方に居た
港を でると 直ぐに 敵の潜水艦 から 魚雷が来る 何回かは 避けるのだが
やはり 当たって 沈没 することに なる 軍服では 泳げない
将校なので 助かったら 直ぐに軍服を買わないとイケナイ
それで軍服を買う為に 軍票を 頭の上に それに 煙草とマッチ
あとは 救命胴衣を着てと 6尺褌を確認し
煙草とマッチを 濡らさないように 手ぬぐいで 包み
頭の上にのせ 帽子をかぶり 沈みつつある 船の 一番 高い所まで 行って
出来るだけ 遠くへ 飛び込む
船のそばに 居ると 船が 水没する時の 渦に 引き込まれる
で 船から 沢山 流れでて いる 救命筏まで 泳ぐ
救命筏から 外に飛び出している 釘 に 救命胴衣の 紐を クルッと 一回だけまわして
後は 夜に成るのを待つ
この1回だけクルッが 凄く 恐い 水温が 暖かいので 眠くなるのだ
ウツラウツラして 知らない間に クルッが 一回だけだと
外れて自分が流れて行ってしまわないかと 心配なのだ
でも 間違っても 紐を縛っては イケナイのだ
水の中に4−5時間を超えて 長い間いると 指がふやけて
縛った紐が 解けないのだ 助けが着た時に 紐が解けないと
助けは紐を切ってくれないし 待ってくれない
父から 何度も この話しは 聞いた で 父は 小学校の1−2年の僕に
水泳は 速く 泳がなくても 良いが 浮いてる事だけは出来る様に
と 逗子の海水浴で 僕を背中に載せ乍ら 泳いで 何度も 僕に教えた
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