シドニーの大学の教室に顔をだしたら、名古屋に留学に行ってるはずのchxxxx君が、落ち込んで座っている。話しかけるのが可哀相なくらい落ち込んでる。

 ひょうきんな忍者スタイルの傘を背負って学校に来てた昨年の9月の彼とは雲泥の差だ。

 聞けばシドニーから名古屋に着いた日に地震と津波が起きた。シドニーの学校が「大使館から撤退の勧告が出た。」と言う事で帰国の勧告をした。

 名古屋の大学が大丈夫と言っても国の正式な勧告と、名古屋の私立大学の発言は比較の対象とならないと言うことになり

 両親が正規の飛行機料金、片道30万円を支払い、国外退去した。その彼が僕の目の前で寂しそうにうな垂れて、日本語の授業を受けている。

 淡々と状況を話す彼にどう言葉をかけて良いのか分からない。


コメント

 (のん)
2011年3月23日23:44

地震の影響は思わぬ所にも出ているんですね…
せっかく来てすぐに帰国は彼自身の留学への思いや、ご両親の事を思うと言葉にならないですね…

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