出ばやし

2010年8月20日 日常
 落語家が席に着く間に、出ばやしがなる。鳴り終わると。席についていて頭をさげて。「ようこそ、お出で頂きました。xxxでございます。どうぞお付き合いのほどを。」と始まる。

 講義もこのように、出ばやしが欲しい。今は始業のベルも鳴らないので、机をコンコンと叩くとか、咳払いを繰り返すとか、始めの切っ掛けがむずかしい。

 100人を超える学生が、スグ静かになるはずもなく、遅刻がダラダラと5分遅れならともかく15分遅れまでは堂々と入場する。

 「静かにして下さい。ほら、そこ黙る。」と僕が言うと、学生さんは「おかしいな?テレビ(授業をテレビのように聞く)が文句言ってる、せっかく、ダチと楽しい話ししてるのに。」という顔をする。

 教壇に立って、無言で静かになるのを待っていると、にらみを利かしたり、不愉快そうな顔したり、威圧しないと、つまり、脅さ(おどさ)ないと、講義がはじまらない。

 脅して他人に何かさせるのは、昔しムショ帰りのオジさんが、ゴムひもを押し売りしてたのと同じかも。

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