音が出ない

2008年11月19日 日常
 講堂でやる大人数の講義のときは準備がしにくい。

 きれいな講堂なので鍵がかかっているから、鍵を借りに事務室まで行かなくてはイケナイのだ。

 僕の講義する大学は比治山大学と言うくらいだから学校は山の上にある。鍵を借りに上ったり下りたりするのが、ツイツイ手間である。

 従い、前の日に映像設備をセットするほど余裕はない。しかも鍵がイッパイありドアを開け照明を点けるだけで5分はかかる。

 それに授業の前の20-30分で、DVDやビデオをセットして、ケーブルをつなぎ 映写のプロジェクターの焦点をあわせねばならない。

 これを、学生が「テキスト忘れた、プリントなくした。」「先生おれ先週休んだ。」「先生、テスト受けてない」に対応しながらやらねばならない。

 ビデオを流しているつもりで講堂の入口のホールで新しいテキストを配っていると、映像は出ているが音が出てないのに気がついた。

 でも講義の前のこの時間では直せない。諦めて映像だけで講義をした。意外と学生は静かであった。

 僕の失敗を責めない優しさが有り難かった。

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