卒論が書けん

2008年9月6日
 男子の学生が2人来た。「先生、卒論が書けん、資料が無い。」と

 「書かないから書けないのだ。書いてごらん」と言うと
「書けんから来た。」と繰り返す。

 質問があって答えがある。と言う学校の生活に慣れた学生には受験の方法以外を考えられない。

 正解を早く書くことしか分からないらしい。卒論に正解は無い。

 「ただ卒論を通すだけなら、ウキペディアをコピーしておいで、僕も読みやすいから。」と言うと驚く。

 「先生それで良いの?」と学生

 「君の人生がそれで良いなら、僕は楽だからそうしたら」と答える。

 4年も大学へ来ていてコピーするだけしか能力を身に付けなかった自分で認めにくいのだろう

 「書いて持ってきます。」と言う。そこで「持ってこないで、今、口頭で言ってごらん聞いてあげるから」と言うと、卒論が少し動き出す。

 ○×と3択で育った学生の代書屋さんかも知れない僕は。

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