仲間を大事にする

2008年5月24日
 4年生のゼミ生に「2年生に就職の心得を話して呉れないか?」と頼むと、「自分も就職が上手く出来てない。から出来ません。」と尻込みする。

 僕だって教師として出来てないけど君達に話してる。少ない経験でも話してくれないか?と頼むけど上手く行かない。

 学校生活が長く、上手くやらなきゃ恥をかく、カッコ悪いが先に立つのだろう。仕方ない。

 会社が欲しいのは、上手に説明する人(口が上手いだけ)より、何より「上司の気持ちを汲み、仲間を大事にする人」なのだが此れが伝わらない。

 僕のゼミ生という縁あって同じ教師を囲む学生が、教師のお願いを、試験の問題へ解答するかの如く「試験が違います。僕の科目や仕事でありません。」と断わられると寂しい。

 仲間の誰かにお願いされたら、自分の下手さや恥を包み隠さず本音で語る訓練をしないと、サラリーマンに成らない、と僕は経験から感じる。

 でも学生の感覚とか実社会は違うのだろう。実際には就職は学歴と能力だけで自分だけが良い企業に入る人が多いのだろう。

 その結果どして自分だけが良ければと思う管理職が増えるのかもしれない。

 それが大企業が長持ちしない理由の一つになると僕は感じるのだが、言い過ぎかも知れない。

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