ひふみ

2008年5月21日
 日本も豊かになったというか、国際色が彩り(いろどり)を増したというか。僕の講義を聞いてくれる学生さんに外国人もふえた。

 火曜日の夕方の授業は120人の学生の中に韓国から3人、中国から2人、アメリカから2人、そしてドイツ人の主婦が1人混じる。

 昨日の講義の中で僕が、日本の古い数の「ひふみよ、いつむななやここそ」が何時頃から「イチ、ニ、サン」に変わっていったのかを話し出した。

 三十路(みそじ)五十鈴(いそすず→いすず)五十嵐(いそあらし→いがらし)の読み方が残っていると話すと

 反応したのはアメリカから来ている漢字を学ぶ学生である。

 日本の学生は「へーそんなもんか、ひふみは歌の御まじない。と思ってた。」と異なる反応をする。

 講義が終わったあと、居残った学生に僕が
「反応がおかしいな、僕は日本人の学生に話をしたのに。」と言うと

 何人かの学生が、「今の若者は、羞恥心(しゅうちしん)と言う言葉ですら歌の時代です。一二三が ひふみは 歴史の話です。」と言われた

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