古い友達

2007年10月6日
 中学からズーっト仲のよい友達だと、僕が勝手に思い込んでいた西村が羽田の飛行場で待っててくれた。

 年を取ってきたので、旅行の鞄が重い。ホテルに預けるまで電車に一緒に乗った。ホテルは五反田の飲み屋の一角に在った。

 荷物をホテルに置き、学生の時のように立ち食いの蕎麦屋にはいった。広島にはこれがない。少し東京と学生に戻った気がする。

 飲み屋で少し話をしたような気がした、死んだお袋の事を知ってる友人と会うと、自分の我侭(わがまま)な性格で母お困らせたことを昨日のように思い出す。

 よくこんな僕を育てて呉れたと思う。少しでも学生さんや自分の息子に返そう(かえそう)と思うのだが、うまく行かない。

 気がつけばそろそろ12時近かった。東京の都会の喧騒と友達は僕を興奮させるようだ。

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