3日ほど前には雨の予報だったが、蒸し暑く晴れた日差しのなか体育祭に出掛けた。高校になると運動会が体育祭に成るらしい。

 僕の子供の頃と同じものは「玉いれ」「騎馬戦」「リレーの駆けっこ」であった。

 ただ音楽が流れていなかった。昔は運動会にマーチはつき物だった。お陰で、僕はそれがアメリカの軍歌と知らずに、運動会の音楽だとして殆ど覚えた。

 年をとりアメリカでカラオケへ行って「この歌を僕は知ってる。」と言うとアメリカ人が「浅井、お前、アメリカの軍隊に居たのか?」と聞かれた。

 そこで「あー運動会の音楽はアメリカの軍隊マーチだったのか。」と気が付いた。

 でも僕は嫌な(いやな)気持はしなかった。寧ろ(むしろ)アメリカに親しみを覚えた。

 思い返せば、戦後の学校の先生はキット
「レコードも拡声器もアメリカから貰った物しか無かったので運動会に相応しい(ふさわしい)音楽を選んだら、それがアメリカの軍歌だったのだろう。」

 昔の先生を責める(せめる)より、教えてくれた事を感謝しなくてはと思いつつ、それにしては拡声器から僕だけが知らない学生には馴染みの(なじみの)音楽が流れるのを聞いていた。

 時代も音楽も変わる。

コメント

みっと
みっと
2007年9月16日19:13

時代も音楽も変わりますが、好きな人にとっては
そんなことは気にしません。
30年近く前にフォークが大好きだったおばさんたちでも
好きなアーティストがロックに変われば、音と人が激しく
狂うライブハウスにだって集結するぐらいですから。

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