高校生に講義をしていた時に、彼女達の目が言っていたことは
「この講義は面白いけど、受験に如何(どう)役に立つのか?」で有ったと思う。

 真正面にそう聞かれたも、僕には答えられない。「壁の中に何かあるかは、分るけど、壁の越え方は解からない。」が僕の答えだろう。

 僕は酒が好きだが弱い、勿論、女も好きだが弱い。学門はキット好きなのかも知れないが、所謂(いわゆる)確立された学門の方が僕を好きでない様だ。

 思い返せば高校だけでなく、大学でどの講義をしていても「それは何の学門ですか?」と聞かれると分類しにくい。強いて(しいて)言えば、「浅井が心の赴く(おもむく)ままに、自分の好奇心を満たしている。」と言うことになる。

 このような講義に学生さん来て呉れるほうが不思議なのだが何故か聴講生は多い。「自分の好きなことしかしない。」と言う僕の癖(くせ)が学生の心の何処か(どこか)に響くのかもしれない。

 

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