履歴書

2007年3月24日
 夕方近く、新4年がドアを叩いた。「履歴書が上手く書けないので先生、書いて下さい。」と

 誰でも自分を正確に言い表すのは難しいのです。余程(よほど)思い上がりの強い人か、勘違いでもしてない限り、普通の人は厚かましくて図々しくて、自分の良い点を強調できないものです。
 
 彼と話しながら、履歴書を書いていきます。大事な事は履歴書に書いてある事を、面接で恥かしがらず、辻褄(つじつま)が合うよう自信を持って話せるかなのです。だから話し合って書くのです。

 履歴書が上手く書けないないのは当然で、大した事ではないのです。何処の会社の人事も上手すぎる履歴書に不安と失望を感じるものです。形(かたち)どうりであればそれでよいのです。そこに少し荒削りな点が見えれば良いのです。

 学校の試験の答案ではないので、模範解答はないのです。上手下手もないのです。ここを間違える学生が多く、立派な履歴書を書くのですが、学校の試験を回答するように、に書き終えたら忘れるとか、その場だけ取り繕うと失敗するのです。

 だから僕は学生と話し合って履歴書を書くのです。

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