場の論理

2006年11月18日
 皆がサボろうと言うと、自分だけ一人教室に残れない学生が多い。

 僕は90分の授業を60分と30分に分け。60分経つと講義をやめ、退席したい方はどうぞと言う。残り30分は聞きたい人だけに話す。

 大体、半分は退席する。中には出るときに、片手でゴメンナサイをして出て行く学生が何時も居る。友達との仲間の場、同一行動の論理に勝てないのだ。

 ゴメンナサイの片手を見て、僕は思う。日本の開戦も、失敗する会社も通常の論理で「危ないな?」「無理だな。」と知りつつ場の論理と言うか勢いで決定してしまったのかと。

 集団の中で、自分一人で別な行動するのは勇気がいる。全員が「見て見ぬ振り」している中で「自分は見過ごせない。」と言う勇気が。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索