中学3年の息子が「教師に一度なりたい」と言う、「なってどうするな?」と聞くと「職員室のクーラーを止める」と言う。

 先生はクーラーの利いた部屋から蒸した作業場へ出るように教室にくる。時間ギリギリに来て、ベルが鳴ると直ぐ帰る。クラスに愛着がわかないのは涼しい職員室に早く戻りたいからだ。

 アメリカンスクールでは先生の部屋(クラス)に僕達が習いに行った。だから休憩時間リーセスrecessは僕達は雨が降ってても教室から出なければいけなかった。

 先生は自分のクラスだし、自分の部屋だから大事にする。生徒に掃除させてる共同作業場は大事にしない。涼しい職員室で仲間意識で盛り上げ、ベルの音でまた熱い作業場へ向かい、生徒に立ち向かってしまうのだ。

 それを壊しに一度だけ先生になりたいと、返事が出来なかった。僕は楽しく講義しに行くのだが、学生を荷物のように扱ってないかと心配になった。

コメント

nophoto
島川
2006年7月31日14:43

早速ホームページから書き込むことにしました。先生は生徒を一人の人間として扱ってくれているので少々手荒なくらいでもいいと思います。他の先生は雑務に追われて一人一人に対応するというかは決められた対応を一人一人にしているだけなので、それよりはよっぽど先生のやり方の方が好きです。日本は経済やアニメに関しては他国より優れているけれども、教育というところに関しては他の国から見て一歩も三歩も遅れていると思います。それはまだ日本の教育のやり方が戦前のままでとまってしまっていて進歩していないからです。日本は「先輩や先生のまねさえしていればいい」という意識があるために、先輩以上にも以下にもなれずに、高度な知識や技術を求められている現在の若者から見て物足りなさを感じてしまっているのだと思います。でもとりあえず今の子供たちに必要なものは技術よりも他人や自分に対する愛な気がしていますが。                                                                               

yasai
yasai
2006年7月31日14:58

流石。いい文章だ、「先輩以上に成れない。」はいい。「
「戦前のまま」 は今ひとつ正確でない。戦争中のようなイメージが定着した位でしょう。

みっと
みっと
2006年7月31日20:42

こういう考え方、私は出来ません・・・
教師の良い面しか見ようとしてませんから。
明日から夏休み(集中講義日以外は)なので
これから様々な角度から教師とは何か?について
考えていきたいですね・・・

yasai
yasai
2006年7月31日22:48

教師を目指す方ならこの文章への反応は2通りでしょう。
1.色んな中学生がいる、僕が教師になったら、上手い方法見つけるよ。と
2.何よ、私は教師に成るのに、「ケチ」つけないで、ムシ無視よそれ。
確かに教員免許を取るまでは、余分なことや、批判的なことは考えない方が得でしょう。でもアメリカの映画を見て僕の息子の情報が正しいかを確かめるのは、デートの際にアメリカの学園物を選ぶだけの手間です。いやデートすると時間が勿体無いかな?

nophoto
蘇芳
2006年8月1日9:25

面白い意見ですね。
流石、先生の息子さん。観点が鋭い…(笑)
でも、今の子供を形だけでも指導して全てのことを親に頼まれての負担があるのだから、それぐらいの見返りはあっても良いと思います。寧ろ「先生になれたらこんな生活ができる」と利益をアピールして学生に先生という職業を勧める理由になると思うのですが。そこから短期間だけ物を覚えるコツも生徒は掴めるし…と考えると、得ですね。
何も全てがダメなわけではないかと。

ただ難点なのが、今の子供達がその先生を見習うのだから考えは変わらず仕舞いということでしょうか。それを考えたら殴りこみに行くために先生を目指すのは良いかもしれませんね。…入ってから考えが変わらなければだけど。

yasai
yasai
2006年8月1日9:47

僕の息子は先生にはならない。僕を見てるから。クーラーの無い不満を表現しただけだろう。先生と学生を上下で見ないからこの考えが生まれるのだろう。先生は偉いと言う固定概念もあるし、「先生と言われるほどの馬鹿でなし。」との諺も有る。

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