僕は国際関係論をやっているので、この5月のセルビア・モンテネグロの分離独立は見逃せない。講義の準備をし、ユーゴの独立とチトーの共産主義から話だした。

 学生さんは共産主義?と反応がない。「日本は平和主義だ。」と平気で答えそうである。主義主張で世の中が変わる時代ではないのかも知れない。

 30年前にマルクス経済学に驚き、中国の毛沢東を信じた僕が「馬鹿」だったのだろう。パルチザンの活躍に胸躍らした「誰が為に鐘は鳴る」の時代ではないのだ。

 共産主義?それ何?という学生さんに、知識を強要するのは老人の我執かもしれない。 民主主義の日本も、本当は知り合い仲間主義で、派閥主導の政治かもしれないから。

コメント

nophoto
2006年6月2日0:02

私は共産主義って全然好きじゃないけど、それでも当時の学生運動をやっていた学生さん達の行動力と言うかエネルギーというか、そういう部分には少し憧れます。「だるい」とか「めんどくさい」って言って何もやらないし、何も考えないのは楽だけど、それじゃ進歩はしないって、先生が講義で言ってたような気もするし。って言ってる私もバイトを辞めてフラフラと生活してるってのが現実。

yasai
yasai
2006年6月3日12:02

僕は明治の人の話を読むと「そのエネルギー」に驚きます。死んだ親父の生き方を思い出すと、僕はその半分も出してない気がします。 キット文明と共に、人間はエネルギーを出さなくて良くなり、テレビゲームの仮想現実に生きるのかもしれません。このブログも仮想だったりして 浅井

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